ビジネス英語 presentation

英語での説得術|ロジカルに相手を動かすプレゼン技法

英語での説得術について解説します。

バイリンガルマーケティングスクール

目次

  • 1. 導入
  • 2. 説得の3要素(エトス・パトス・ロゴス)
  • 3. 構成法(PREP法)
  • 4. 反論への対応
  • 5. 具体例
  • 6. まとめ

英語での説得術|ロジカルに相手を動かすプレゼン技法

ビジネスプレゼンテーションの多くは、聴衆を説得することを目的としています。新しいプロジェクトの承認を得る、予算を獲得する、顧客に製品を購入してもらうなど、すべては相手を動かす説得力にかかっています。本記事では、英語プレゼンで使える説得の技法とフレーズを紹介します。

説得の3要素(エトス・パトス・ロゴス)

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、説得には3つの要素が必要だと説きました。これらは現代のビジネスプレゼンでも有効です。

エトス(Ethos)- 信頼性

話し手の信頼性や専門性を示すことで、聴衆は話を聞く価値があると判断します。

  • “Based on my 15 years of experience in this industry,…”(この業界での15年の経験に基づくと…)
  • “As someone who has worked directly with these customers,…”(これらの顧客と直接仕事をしてきた者として…)
  • “Our team has successfully delivered similar projects for Fortune 500 companies.”(私たちのチームはフォーチュン500企業向けに同様のプロジェクトを成功裏に提供してきました)
  • “I’ve conducted extensive research on this topic.”(このトピックについて広範な調査を行いました)

パトス(Pathos)- 感情への訴え

データだけでは人は動きません。感情に訴えることで、聴衆の心を動かします。

  • “Imagine how your customers would feel if…”(もし…だったら、顧客がどう感じるか想像してみてください)
  • “Picture the impact this would have on your team.”(これがあなたのチームにどんな影響を与えるか想像してみてください)
  • “Think about the frustration you feel when…”(…の時に感じるフラストレーションを考えてみてください)
  • “This isn’t just about numbers—it’s about people.”(これは数字だけの話ではありません—人の話です)

ロゴス(Logos)- 論理的根拠

論理的なデータや証拠で主張を裏付けます。

  • “The data clearly shows that…”(データは明確に…を示しています)
  • “Research indicates that…”(研究によると…)
  • “If we look at the numbers, we can see…”(数字を見ると…がわかります)
  • “Logically, this leads us to conclude that…”(論理的に、これは…という結論に導きます)

3つの要素をバランスよく使うことで、より説得力のあるプレゼンになります。

構成法(PREP法)

説得力のある主張を組み立てるための効果的なフレームワークがPREP法です。

P - Point(主張)

最初に結論を述べます。

  • “I believe we should invest in this new technology.”(この新技術に投資すべきだと考えます)
  • “My recommendation is to expand into the Asian market.”(私の提案はアジア市場への拡大です)
  • “The key point I want to make is…”(私が言いたい重要なポイントは…です)

R - Reason(理由)

主張を支える理由を説明します。

  • “The reason I say this is…”(これを言う理由は…です)
  • “There are three main reasons for this recommendation.”(この提案には3つの主な理由があります)
  • “This is because…”(これは…だからです)

E - Example(具体例)

理由を裏付ける具体例やデータを提示します。

  • “For example, Company X saw a 40% increase in revenue after implementing this.”(例えば、X社はこれを導入後、収益が40%増加しました)
  • “Let me illustrate this with a case study.”(ケーススタディでこれを説明させてください)
  • “A concrete example of this is…”(この具体例は…です)

P - Point(主張の再確認)

最後に主張を繰り返して強調します。

  • “That’s why I firmly believe that…”(だから私は…と強く信じています)
  • “This is why this initiative is crucial for our success.”(これが、この取り組みが成功に不可欠な理由です)
  • “So, to reiterate, my recommendation is…”(つまり、繰り返しになりますが、私の提案は…です)

反論への対応

説得力のあるプレゼンでは、想定される反論に先回りして対応することが重要です。

反論を予測する

  • “Now, some of you might be thinking…”(さて、こう考えている方もいるかもしれません…)
  • “A common objection to this approach is…”(このアプローチへの一般的な反論は…です)
  • “I know there might be concerns about…”(…についての懸念があることは承知しています)
  • “You might be wondering why we don’t simply…”(なぜ単に…しないのか疑問に思われるかもしれません)

反論に対処する

  • “Let me address that concern.”(その懸念に対処させてください)
  • “That’s a valid point, and here’s how we can mitigate that risk.”(それは妥当なポイントです。そのリスクを軽減する方法はこちらです)
  • “While that’s true, we need to consider…”(それは事実ですが、…を考慮する必要があります)
  • “I understand the skepticism, but the evidence suggests…”(懐疑的な見方は理解しますが、証拠は…を示唆しています)

譲歩しながら反論する

  • “Yes, there are challenges, but the benefits outweigh the risks.”(はい、課題はありますが、利点がリスクを上回ります)
  • “Admittedly, this requires investment, however…”(確かに投資が必要ですが、しかし…)
  • “It’s true that…, but we also need to consider…”(…は事実ですが、…も考慮する必要があります)

具体例

説得力を高める具体的なテクニックとフレーズを見ていきましょう。

社会的証明を使う

  • “Industry leaders like Google and Amazon are already using this approach.”(GoogleやAmazonなどの業界リーダーはすでにこのアプローチを使っています)
  • “80% of our competitors have already adopted this technology.”(競合他社の80%がすでにこの技術を採用しています)
  • “Our top customers have reported significant improvements.”(トップ顧客から大幅な改善が報告されています)

損失回避を活用する

  • “If we don’t act now, we risk losing market share.”(今行動しなければ、市場シェアを失うリスクがあります)
  • “Every day we delay costs us approximately $10,000.”(遅れる1日ごとに約1万ドルのコストがかかります)
  • “Our competitors won’t wait for us.”(競合他社は私たちを待ってくれません)

希少性を強調する

  • “This opportunity won’t last forever.”(この機会は永遠には続きません)
  • “We have a limited window to take advantage of this.”(これを活用できる期間は限られています)
  • “If we don’t secure this partnership now, someone else will.”(今このパートナーシップを確保しなければ、他の誰かがそうするでしょう)

ビジョンを描く

  • “Imagine where we could be in five years if we start today.”(今日始めれば、5年後にどこにいられるか想像してみてください)
  • “Picture a future where…”(…という未来を想像してみてください)
  • “This could transform the way we do business.”(これは私たちのビジネスのやり方を変える可能性があります)

オンラインプレゼンでは、聴衆の反応が見えにくいため、説得のポイントでは意識的に間を取り、“Does this resonate with you?”(これは皆さんに響きますか?)と確認することが効果的です。

まとめ

英語での説得力のあるプレゼンには、エトス(信頼性)、パトス(感情)、ロゴス(論理)の3要素をバランスよく組み合わせることが重要です。PREP法を使って主張を構成し、想定される反論には先回りして対応しましょう。

社会的証明、損失回避、希少性などの心理的テクニックも効果的ですが、使いすぎると逆効果になることもあります。最も重要なのは、聴衆にとっての価値を明確に伝えることです。

本記事で紹介したフレーズとテクニックを活用し、聴衆を動かす説得力のあるプレゼンを実現してください。論理と感情の両方に訴えることで、より強い影響力を持つプレゼンが可能になります。

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