英語での質問の仕方|適切な情報を引き出すテクニック
導入
ビジネスにおいて、適切な質問をする力は非常に重要です。良い質問は、必要な情報を引き出し、相手の考えを理解し、議論を深めるきっかけになります。英語で質問する際には、質問の種類と目的に応じた表現を使い分けることが大切です。
本記事では、英語でのビジネスシーンにおける質問の仕方を詳しく解説します。オープン質問とクローズ質問の使い分けから、会議での質問テクニックまで、効果的な質問力を身につけましょう。
オープン質問とクローズ質問
質問には大きく分けて2種類あります。目的に応じて使い分けることが重要です。
オープン質問(Open-ended Questions)
オープン質問は、相手に自由に回答してもらう質問です。詳しい情報や意見を引き出すのに効果的です。
基本的なオープン質問:
- “What do you think about this proposal?”(この提案についてどう思いますか)
- “How would you approach this problem?”(この問題にどうアプローチしますか)
- “Why did you choose this solution?”(なぜこの解決策を選んだのですか)
- “What are your concerns about the project?”(このプロジェクトについて懸念は何ですか)
より深い情報を引き出す質問:
- “Could you tell me more about your experience with this?”(これについてのご経験をもっと教えていただけますか)
- “What factors influenced your decision?”(どのような要因が決定に影響しましたか)
- “How do you see this evolving over time?”(これが時間とともにどう発展すると見ていますか)
- “What would an ideal outcome look like for you?”(理想的な結果はどのようなものですか)
クローズ質問(Closed-ended Questions)
クローズ質問は、「はい」「いいえ」や具体的な情報で回答できる質問です。事実確認や決定の際に使います。
確認のクローズ質問:
- “Is this the final version?”(これが最終版ですか)
- “Do you have the budget approved?”(予算は承認されていますか)
- “Can you meet the deadline?”(期限に間に合いますか)
- “Are you available on Monday?”(月曜日はご都合いかがですか)
選択肢を示すクローズ質問:
- “Would you prefer option A or option B?”(オプションAとBのどちらがよろしいですか)
- “Should we proceed with this or wait?”(これを進めるべきですか、それとも待つべきですか)
- “Is morning or afternoon better for you?”(午前と午後のどちらがご都合よろしいですか)
使い分けのポイント
| 目的 | 質問タイプ | 例 |
|---|---|---|
| 情報収集 | オープン | ”What are the main challenges?” |
| 意見を聞く | オープン | ”How do you feel about this?” |
| 事実確認 | クローズ | ”Is this correct?” |
| 決定を促す | クローズ | ”Are you ready to proceed?” |
確認質問
相手の発言を正確に理解するための確認質問は、ビジネスコミュニケーションで欠かせません。
理解を確認する
- “If I understand correctly, you’re saying that…”(正しく理解していれば、…とおっしゃっているのですね)
- “So, what you mean is…”(つまり、おっしゃりたいのは…ということですね)
- “Let me make sure I got this right…”(正しく理解できているか確認させてください)
- “Just to clarify, are you referring to…?”(確認ですが、…のことを指していますか)
言い換えて確認する
- “In other words, the issue is about cost, not quality?”(つまり、問題は品質ではなくコストについてですか)
- “So, essentially, you’d like us to prioritize speed over features?”(要するに、機能よりスピードを優先してほしいということですか)
- “To put it another way, we need to finish by next month?”(言い換えれば、来月までに終わらせる必要があるということですか)
詳細を確認する
- “Could you be more specific about what you mean by ‘soon’?”(「すぐに」というのは具体的にいつ頃ですか)
- “When you say ‘significant,’ what figures are you referring to?”(「大幅な」というのは、どのくらいの数字を指していますか)
- “What exactly do you mean by ‘improve the process’?”(「プロセスを改善する」とは具体的にどういうことですか)
確認後の対応
理解が正しい場合:
- “Yes, that’s exactly what I meant.”(はい、まさにそういうことです)
- “That’s correct.”(その通りです)
訂正する場合:
- “Not quite. What I meant was…”(少し違います。私が言いたかったのは…)
- “Let me clarify. Actually, I was referring to…”(明確にさせてください。実は…のことを指していました)
深掘り質問
より詳しい情報を引き出すための深掘り質問のテクニックです。
理由を探る
- “What led you to that conclusion?”(どうしてその結論に至ったのですか)
- “What’s the reasoning behind that decision?”(その決定の理由は何ですか)
- “Why do you think that happened?”(なぜそうなったと思いますか)
- “What factors contributed to this result?”(この結果にはどのような要因が影響しましたか)
具体例を求める
- “Could you give me an example?”(例を挙げていただけますか)
- “Can you walk me through a specific case?”(具体的なケースを説明していただけますか)
- “What would that look like in practice?”(実際にはどのようになりますか)
- “How did this play out in similar situations?”(同様の状況ではどうなりましたか)
影響を探る
- “What impact would that have on the timeline?”(それはスケジュールにどのような影響を与えますか)
- “How would this affect our relationship with the client?”(これは顧客との関係にどう影響しますか)
- “What are the potential consequences of this approach?”(このアプローチの潜在的な影響は何ですか)
- “If we don’t address this, what might happen?”(これに対処しなければ、どうなる可能性がありますか)
代替案を探る
- “What other options have you considered?”(他にどのような選択肢を検討しましたか)
- “Is there another way to achieve this goal?”(この目標を達成する別の方法はありますか)
- “What would you suggest as an alternative?”(代替案として何を提案されますか)
- “If this doesn’t work, what’s our backup plan?”(これがうまくいかない場合、バックアッププランは何ですか)
会議での質問
会議では、適切なタイミングと方法で質問することが重要です。
質問の前置き
丁寧に切り出す:
- “May I ask a question?”(質問してもよろしいでしょうか)
- “I have a question about…”(…について質問があります)
- “Sorry to interrupt, but I’d like to clarify something.”(お話し中恐れ入りますが、確認したいことがあります)
- “Before we move on, could I ask about…?”(次に進む前に、…についてお聞きしてもよいですか)
質問の意図を示す:
- “I’d like to understand this better.”(これについてもっと理解したいのですが)
- “This is important for our planning, so…”(これは私たちの計画に重要なので…)
- “To make sure we’re all on the same page…”(認識を合わせるために…)
プレゼンテーション後の質問
- “Thank you for the presentation. I have a question about the data on slide 5.”(プレゼンテーションありがとうございます。スライド5のデータについて質問があります)
- “That was very informative. Could you elaborate on the implementation timeline?”(大変参考になりました。実装スケジュールについてもう少し詳しく教えていただけますか)
- “You mentioned cost savings. Could you quantify that?”(コスト削減について言及されましたが、具体的な数字を教えていただけますか)
議論を深める質問
- “What are the risks we should consider?”(考慮すべきリスクは何ですか)
- “How does this align with our overall strategy?”(これは全体戦略とどう整合しますか)
- “What resources would we need to implement this?”(これを実施するにはどのようなリソースが必要ですか)
- “Have we considered the long-term implications?”(長期的な影響を考慮しましたか)
質問への対応
答えを知らない場合:
- “That’s a good question. Let me get back to you on that.”(良いご質問です。確認してお答えします)
- “I don’t have that information at hand, but I’ll find out.”(今手元に情報がありませんが、調べます)
質問を他の人に振る場合:
- “Sarah, would you like to answer this?”(Sarahさん、お答えいただけますか)
- “I think John might be better placed to respond to this.”(Johnさんの方が適切にお答えできると思います)
まとめ
英語で効果的に質問するためのポイントをまとめます。
- 目的に応じて質問タイプを選ぶ: オープン質問で情報を引き出し、クローズ質問で確認する
- 確認を怠らない: 理解したことを言い換えて確認する習慣をつける
- 深掘りする: 表面的な回答で終わらせず、理由や具体例を求める
- タイミングを考える: 会議では適切なタイミングで質問する
- 前置きを活用する: 質問の前に意図を伝えると相手も答えやすい
- フォローアップする: 回答に対してさらに質問し、理解を深める
良い質問は、より良いビジネスコミュニケーションの鍵です。本記事のテクニックを活用し、効果的な質問力を磨きましょう。